中国の歴史に潜む媚薬のあれこれ

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中国の歴史に潜む媚薬のあれこれ

性欲増強剤である媚薬。日本で現在使われているものは、ほとんどが中国から伝わってきた成分をもとにしたものです。4000年、その長い歴史の中で、どのような媚薬が使われてきたのでしょうか。

中国の歴史に潜む媚薬のあれこれ

〇漢方が媚薬に使われた

中国といえば、漢方ですよね。およそ3000年前から使用されており、その中には性力増強を目的とし、媚薬として使用されたものもありました。性に関する悩みは、現代特有のものではありません。古くからあるものです。製薬技術など発達していなかった頃は、漢方などの天然の成分を媚薬として用いていたのです。

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〇媚薬として用いられていた漢方とその効果

・冬虫夏草
これは、オオコオモリガの幼虫に寄生するキノコです。冬虫夏草はチベット、四川、南雲などの地域にわずかに生息するキノコで、古くから精力増強剤として使用されてきました。
その効果は、精力増強はもちろん、疲労回復、不老長寿の漢方として、中国歴代王朝で宮廷を中心に重宝されてきました。

・朝鮮人参
高麗人参とも呼ばれます。これは、私たち日本人の間でもおなじみのもので、よく栄養ドリンクなんかにも、高麗人参の成分が入っていますよね。日本では、なんとあの徳川家康も高麗ニンジンを服用していたという記録が残っているのです。
その効果は、ED改善、精子運動の活発化などが挙げられます。他にも、疲労回復などにも効果があり、いわゆる「万能薬」とされています。

・サソリ
植物だけでなく、なんとサソリも媚薬として使用されていました。サソリはアミノ酸や亜鉛を豊富に含み、精力増強や精子量の増加に効果があるのです。そのほかにも、上記の媚薬同様、疲労回復などの万病役として重宝されていたようです。

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〇中医学にみる性

中国を中心に発展してきた中医学では、独特の生命観を持っています。「性養成」というものを重視しており、満足したセックスをすることが体の健康にもつながる、と考えられていたのです。満足のいく性生活をサポートする手段として、漢方を用いていました。この中医学の価値観を踏まえれば、中国で媚薬の成分を持つ漢方が、「万能薬」として広く使われていたのにも納得できますね。

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